「愛・汗・献」の精神に
本校は、67年前の昭和34年、当時遅れていました商業教育を充実させるため、「小倉女子商業高等学校」として創設されました。平成7年には校名を「慶成高等学校」と改称し、平成10年には男女共学となり、現在は、普通科・福祉科・コンピュータビジネス科の3つの学科を有し、「愛・汗・献」の校訓の元、地域社会に貢献できる人材の育成に取り組んでおります。この間1万5千名を超える卒業生たちが、さまざまな分野で活躍しています。
「愛・汗・献」の「愛」とは、人が持つ思いやりの気持ち「真心」ともいえるでしょう。そして、「汗」とは、人々のために汗を流し、善い行いを実践すること。「献」とは、貢献するの「献」であり、人のため、あるいは社会のためになることを実践することです。
愛することは幸福の源、汗することは発展の源、ささげることは信用の源であります。本校生徒は学校生活の中で、「愛・汗・献」の精神をしっかりと身につけて、目標に向かって自らを高めていっています。
「令和」という新しい時代の中で、生徒一人ひとりが明日への希望を持って、それを実現するために努力をしてほしいと思います。また、自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけてほしい。夢中になれるものが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていくことができる。それが見つけられないと、壁が出てくるとあきらめてしまう。何でもかまわないので自分の熱中できるもの、夢中になれるものを本校の3年間でぜひ見つけてほしいと思います。
令和元年に校長に就任してから7年が経ちました。就任してすぐ「慶成 ReBORN 計画」をうちだし、実践してまいりました。教育課程の見直し、総合的な探究の時間の充実、ICT教育の推進、そして昨年度からは文部科学省より「DXハイスクール」に指定されました。
さらに令和7年度からは文部科学省により、不登校の生徒を対象とした「学びの多様化学校」に指定されました。令和7年度4月より普通科に新しく「至誠コース」を設置しております。福岡県では初、もちろん北九州市でも初となります。
今後とも地域の皆様方のニースに即した学校運営をこころがけて参りたいと考えております。


